DevLOVE関西で登壇してきた

DevLOVE関西で登壇してきた

Clock Icon2019.07.14

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はじめに

こんにちは、グローバルチーム担当の藤村です。

2019年7月11日に大阪で開催されたDevLOVE関西 グローバルの現場でのチームづくりの話で、「アジャイル開発の原則を守りつつ、グローバルチームを立ち上げる!」という発表をしてきました。

登壇資料

当日使ったスライドは以下となります。

経緯

前回、さようならDevOps支援室、こんにちはCX事業本部という記事の中で、DevOps支援室がCX事業本部に統合され、その中で今後私はグローバルチームを担当していくことに決めたと書きましたが、今回の発表はその所信表明にあたります。もしグローバルチームを立ち上げた経験談が目的でご参加頂いた方がいたとしたら、申し訳ありません。

全員同席しないとダメか?

今回のイベントの募集ページに載せたセッション概要には、以下のように記載してました。

アジャイル開発の原則には、以下のようにリモート開発と相反するような原則があります。

- ビジネス側の人と開発者は、プロジェクトを通して日々一緒に働かなければなりません。

- 情報を伝えるもっとも効率的で効果的な方法はフェイス・トゥ・フェイスで話をすることです。

また、エクストリーム・プログラミングの主要プラクティスにも、全員同席(Sit Together)というプラクティスも有名です。

これらの原則、プラクティスが非常に重要であることは疑いようがありませんが、国をまたいだ多国籍チーム、複数開発拠点をつないだリモート開発が増えていく中で、時代にそぐわなくなってきている点もあるのではないかという思いも持っていました。

過去にベトナム開発拠点(ハノイ)へのアジャイル開発プロセス導入、フィリピンのスタートアップへのスクラム導入支援、ベトナム開発会社(ダナン)へのアジャイル開発プロセス導入などを行なってきた経験を活かし、現職でグローバルチームの立ち上げに取り組む中で、アジャイル開発の原則を守りつつも時代にあったグローバルチームをどのように立ち上げていこうとしているかについて、お話しさせて頂きます。

登壇のお声がけ頂いた当初は、全員同席しないとダメか?という切り口で深掘りしていこうかと考えていたのですが、この話題の議論はし尽くされていることに気づきました。

こちらに書いた通り、全員同席しないでも成果を残している分散チームはそれこそ無数にあります。チーム開発の視点で考えると、全員同席できるならもちろんした方が良い。常に同席が無理だとしても、少なくとも最初の一定期間だけは全員同席して、フェーストゥーフェースでコミュニケーションを取っていくと良い。これに尽きるかなと考えています。

開発チームのスタイルを4パターンに分けてみた

全員同席の話だけだと5分で終わってしまうことに気づいたので、開発チームのスタイルを物理的な場所と文化の2つの軸で4象限に分けて考えてみることにしました。

  • 日本人のみの全員同席(国内)
  • 日本人のみのリモートチーム
  • 多国籍メンバーのリモートチーム
  • 多国籍メンバーの全員同席チーム(海外)

これら4つのパターンの

  • メリット
  • デメリット
  • 個人的な経験
  • 目指すべき方向

についてそれぞれまとめてみたので、興味ある方はスライドを見てみてもらえるとありがたいです。

グローバルチームが目指すスタイル

上記4つのパターンの中で、我々のグローバルチームが目指すのは多国籍メンバーの全員同席チーム(海外)です。色々と条件次第なところもありますが、このスタイルにはメリットしか無いんじゃないかと考えちゃってます。

もちろん、多国籍メンバーの全員同席チームという開発スタイルは今の時代、全く珍しいものではないでしょう。世界で考えればシリコンバレー、アジアで考えてもシンガポールや深圳、日本の東京でも優秀な外国人を集め、当たり前に英語でコミュニケーションを取りながら開発しているチームも沢山あると思います。そのような状況の中でどの部分で差をつけていくのか。その一番の要素は場所だと考えています。

魅力的ではない、集まりたくない場所での全員同席による開発は苦行でしかありません。

私自身、ベトナムのダナンは今後多くの人にとって魅力的で集まりたい場所になりえるんじゃないかなと考えているので、グローバルチームの取り組みもまずはダナンから始めていきたいと考えています。

※ビーチも良いけど、個人的には一押しの露天風呂

まとめ

まとめのスライドは以下となります。特に補足はありません。

今回の発表は全体を通して論点を絞りきれず、結果として内容を3行でまとめることができませんでした。3行でまとめられないスライドなんて情報過多のカタログ的な資料でしか無いかと考えているので、この点は大いに反省しなければなりません。

さいごに

お声がけしてくれたDevLOVE関西の中村洋さん、会場提供してくれたイーシーキューブさん、当日ご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました!

今回は所信表明でしたが、次回はグローバルチームを立ち上げた経験談について、どこかの場でお話しできるよう、頑張っていきたいと思います。

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